横浜市都筑区の歯医者|塩野目歯科医院の院内コラム

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入れ歯が合わない原因とその対策法

入れ歯が合わない場合、原因としては次のようなことが考えられます。対策法も一緒にご覧ください。

1.まだ慣れていない
入れたばかりの入れ歯が最初っからぴったり合う、ということのほうが珍しいと考えたほうが良いでしょう。最初のうちは歯ぐきが圧迫されて長くはめていられない、ということもよくあります。通常は使っていくうちに馴染んでいくことが多いです。

2.入れ歯の内面が歯ぐきに合っていない
入れ歯の内面に粘膜を強く圧迫する部分があると痛みを感じます。なぜこのようなことが起こるかというと、型取リ時の歯ぐきの形と、実際にものを噛んでいる時の歯ぐきの形が違うためです。これは内面を修正することで解決します。

3.噛み合わせが合っていない
どこかの噛み合わせが強く当たっている場合、その部分が強く粘膜を押すため、痛みを感じます。噛み合わせを調整することで解決します。

4.入れ歯のふちが当たる
入れ歯のふちが粘膜に食い込む場合です。これはふちの長さを調整することで解決します。

5.歯ぐきが敏感
中には歯ぐきが薄くて敏感な人もいます。このような場合はなかなか馴染みにくいことが多いですが、慣れで解決したり、入れ歯の裏側に柔らかいシリコンを裏打ちすることで使えるようになることが多いようです。

6.唾液が少ない
口の中が乾燥し気味だと、粘膜が荒れやすく、痛みを感じやすくなります。唾液腺を刺激するためによく噛み、よくしゃべる、ガムを噛む、または人工唾液などを使用する方法もあります。

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乳幼児の食べ物の与え方によってはアノ菌もうつる可能性が!

乳幼児へ食事を与える時にスプーンや箸、コップなどの食器を共有したり、口移しをすると、親から子供へ虫歯菌がうつるとリスクがある、というのは、最近では常識のようになってきていて、気をつけている人が多いことでしょう。しかし、そうは言っても、これが徹底してやるというのは結構難しく、うっかりやってしまいがちです。

このような経路で虫歯菌が親から子にうつるように、違う菌も当然うつってしまう可能性があるのですが、その中でも厄介なのが、胃潰瘍や胃がんの原因にもなっているあの有名な、ピロリ菌です。かつて衛生状態が良くなかった時代には、ピロリ菌は汚染された水からうつると考えられていました。しかし、衛生環境の良くなった現代では、ピロリ菌は近親者の間での唾液による感染が主になってきています。

ピロリ菌は、50歳以上においては8割くらいの人が感染しているとも言われているので、自分が持っていても不思議ではありません。虫歯菌も同様です。大事なお子さんに虫歯菌やピロリ菌などの有害な菌をなるべくうつさないように、できるだけ気をつけていきましょう。

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縄文人が意外と虫歯が多かったのはなぜ?

現代の日本人は虫歯率が30%を超えると言われています。現に、成人で、これまで虫歯に一度もかかったことがない、という人はかなり少ないでしょう。現代は虫歯を作りやすい食べ物で溢れていますので、これはある意味当然の成り行きだと言える部分もあります。

ところで縄文時代の虫歯率は8.2%であったという報告があります。ちなみにその後の弥生時代では、16.2〜19.7%ほど。縄文時代の倍に増えています。弥生時代の人たちは農耕民族で、炭水化物(糖質)を多く食べるようになって虫歯が増えたと考えられます。これだけ見ると縄文時代には虫歯が少なかったように感じられますが、実はそうでもなく、例えば7600〜3000年前のアメリカ先住民においては0.4〜2.4%、現代のイヌイットでは1.9%、と同じ狩猟民族なのにもかかわらず、縄文時代の人はダントツに虫歯率が高いことがわかると思います。

この違いは何なんでしょうか?その原因として、寒冷な気候条件のために植物が育たず、肉や魚を主に食べていたアメリカ先住民やイヌイットに対し、縄文時代の人々は糖質を含む木の実などの植物を多く食べていたことが、その違いを生み出したと考えられています。

意外と縄文人は糖質を摂っていたのですね。糖質を摂らなければ虫歯にはほとんどかからないのです。これはペットでも同様で、お菓子を与えているペットは虫歯ができていることがほとんどです。歯磨きをすれば糖質の害から歯を守ることは可能ですが、やはり摂りすぎると虫歯はできてしまいますので気をつけましょう。

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定期的に歯医者に通う方が医療費が安くつく

定期的な歯のケアのために歯医者に行くことの多い欧米の国と比較すると、日本人は一般的にまだまだそのような習慣がついているとは言えないようです。日本では「何かトラブルがあったら歯医者に行く」という人が圧倒的に多く、定期的に歯医者に通わない理由として、「定期的に歯医者に行くとそれだけお金が高くつくから」というのも少なくないようです。

しかし、実は定期的に歯医者に通ってケアを受けている人の方が、そうでない人に比べて一生涯にかかる医療費が安く済むという調査結果があります。歯が痛くなってから歯医者に行く人は、歯医者に行くたびに詰め物やかぶせ物などに費用がかかります。そしてまた、その後数年たったら、詰め物やかぶせ物の間から虫歯ができたりして、やり直しが必要になり・・と次々に費用がかさんでいきます。しかも歯の状態は悪くなる一方で、抜かなければならない歯も増えていきます。すると今度はインプラントなどが必要になり、さらに出費は膨らんでいきます。

それに比べ、定期的に歯医者に通う場合、虫歯や歯周病にかかりにくくなるので、次々に費用のかかる治療が必要になってくることもありません。そして、特に最近よく言われることですが、お口が健康であると、体も様々な病気にかかりにくく、全体の医療費まで安くすることにつながっていくのです。

つまり、定期的に歯医者に通うのは、費用の面でも健康の面でもメリットが大きく、一石二鳥というわけですね。

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虫歯を放置するとリスクが高まる病気は?

歯医者には歯が痛くなったら行こうと思っている人、虫歯があるのはわかっているけど、なかなか歯医者に行く時間がなくて放ったらかしてしまっている、というような人にとってちょっと怖いニュースです。虫歯を放置すると虫歯で苦しむだけではなく、もっと恐ろしい病気に悩まされることになるかもしれないんです。

まず一つ目は蓄膿症です。蓄膿症とは鼻の中から繋がった「副鼻腔」と呼ばれる空洞に炎症が起こって膿が溜まった状態のことですが、それが虫歯が酷くなることが原因で起こることがあります。上の奥歯の歯根が副鼻腔に突き出していることがあり、虫歯が進行して歯根の周囲に膿がたまると蓄膿症に発展してしまうのです。

またこのほかにも、歯根の周囲の膿だまりを放置していると、周りの骨に感染が進み、骨髄炎を起こし、顎の骨を切除しなければならなくなることもあります。

さらには、虫歯や歯周病の細菌が血管に入り込み、心臓の内側や弁に細菌が増殖して感染性心内膜炎を起こすこともあります。そうすると心臓の動きが悪くなり、命に関わることもあります。

虫歯はただ痛くなったり、歯を抜く原因になるだけではありません。ひどくなると命に関わることもあるので、早めに治すことを心がけましょう。

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