横浜市都筑区の歯医者|塩野目歯科医院の院内コラム

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歯科検診一覧

子供の歯科検診、どのくらいの間隔で行くのが良い?

虫歯になるのを防ぐためには、家庭のケアだけでは不十分です。虫歯予防効果を高めるためには、定期的に歯医者に通って検診、ブラッシング指導やクリーニングを受けることが大事です。これはお子さんにも当てはまることで、やはり、定期的に歯医者に通っているお子さんほど、健康的な歯を保っています。

お子さんの歯科検診はどのくらいの間隔がいいのでしょうか?大人の場合、大体半年に1回が目安です。(歯の状態によってはもっと短い間隔が勧められる場合もあります。)お子さんの場合は、大体3ヶ月くらいが理想的です。なぜお子さんはこのように短い間隔で歯医者に行くのが勧められるのか、その理由として次のようなことが挙げられます。

1.子供は虫歯にかかりやすい
乳歯の場合、永久歯に比べて歯が薄く、質も弱いので虫歯ができやすく、進行しやすいです。また、永久歯に生え変わっても生え変わったばかりの頃はまだ歯の質がしっかりと完成していないので、同様に虫歯にかかりやすいです。そのため、短いサイクルで虫歯のチェックをし、磨き残しなどがあればブラッシング指導を受けてブラッシング方法を改善し、歯を強くするフッ素を塗布することで虫歯を効果的に予防することができます。

2.生え変わりを観察する必要がある
乳歯が生える時期、永久歯が生える時期は、歯の生え方をこまめにチェックする必要があります。もし異常がある場合には、早めの対処が必要になることがあります。

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定期的に歯医者に通う方が医療費が安くつく

定期的な歯のケアのために歯医者に行くことの多い欧米の国と比較すると、日本人は一般的にまだまだそのような習慣がついているとは言えないようです。日本では「何かトラブルがあったら歯医者に行く」という人が圧倒的に多く、定期的に歯医者に通わない理由として、「定期的に歯医者に行くとそれだけお金が高くつくから」というのも少なくないようです。

しかし、実は定期的に歯医者に通ってケアを受けている人の方が、そうでない人に比べて一生涯にかかる医療費が安く済むという調査結果があります。歯が痛くなってから歯医者に行く人は、歯医者に行くたびに詰め物やかぶせ物などに費用がかかります。そしてまた、その後数年たったら、詰め物やかぶせ物の間から虫歯ができたりして、やり直しが必要になり・・と次々に費用がかさんでいきます。しかも歯の状態は悪くなる一方で、抜かなければならない歯も増えていきます。すると今度はインプラントなどが必要になり、さらに出費は膨らんでいきます。

それに比べ、定期的に歯医者に通う場合、虫歯や歯周病にかかりにくくなるので、次々に費用のかかる治療が必要になってくることもありません。そして、特に最近よく言われることですが、お口が健康であると、体も様々な病気にかかりにくく、全体の医療費まで安くすることにつながっていくのです。

つまり、定期的に歯医者に通うのは、費用の面でも健康の面でもメリットが大きく、一石二鳥というわけですね。

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学校検診の「虫歯なし」で安心しないで!

1歳半児歯科検診、3歳児歯科検診、学校の歯科検診は節目節目で歯の状態をチェックするとても大事な検診です。検診の結果というのは親としても大変気になるものですよね。しかし、もし仮に「虫歯なし」という結果をもらったとしてもホッとするのはまだ早いです!検診の結果は100%正確とは言えないからです。

集団検診は歯科医院での検診と違い、座ったままで行うことがほとんどで、照明も歯科医院のライトのように十分に明るいわけではないため、見やすい場所にできている虫歯は見つけられても、歯と歯の間などにできている虫歯などは非常に見えづらく、見逃されてしまうことが多い、という弱点があります。

歯と歯の間からできている虫歯は歯科医院のチェアーの強力なライトを照らしてもわかりづらいことがあり、そのような場合はレントゲンを撮って虫歯があるかどうかを確認しなければならないほどです。そのため、検診でもしも「虫歯がある」と言われなかったとしても、念のため、歯科医院に行ってもう一度確認してもらうことをおすすめします。

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永久歯列の完成!

第二大臼歯が生えそろうと永久歯列の完成です!
9歳くらいで生えそろう人から、17歳になって生えそろう人まで、個人差がとても大きいです。
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永久歯は、親知らず(第三大臼歯)を除くと、上下合わせて28本が生えます。
永久歯が生えそろう時期や順番は、どの歯をとっても乳歯のときと比べて個人差が大きいです。
調査結果では、生える時期の差が最も小さい下あごの前歯(中切歯)でも、早い人と遅い人では30ヶ月(2年6ヶ月)の差があり、最も差の大きい男子の上あごの犬歯では、何と94ヶ月(約8年)もの差がありました。
一般的に女子の方が男子より生える時期は早く、同じ名前の歯なら下あごのほうが上あごより早く生えます。

永久歯は歯の本数も多いことから、生える順序も色々です。
多くの場合、第一大臼歯、中切歯、側切歯または側方歯群の生え方(歯並び)に変化が起きることがその理由です。

第一大臼歯-前歯(中切歯)-前歯の隣の歯(側切歯)が生える6歳前後、側方歯群である第一小臼歯-犬歯-第二小臼歯、犬歯-第一小臼歯-第二小臼歯が生える8歳から13歳ごろは、特にあごの骨格の成長発育も大きく、不正咬合が明らかになってくる時期です。お子さんの健やかな成長をお口の育ちの面から確認するため、かかりつけの歯科医を持ち、春休み、夏休み、冬休みの年3回の定期健診で、予防と歯並びのチェックを受けることをお勧めします。

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虫歯、歯周病予防のポイント

まずは、丁寧に磨く習慣をつけることです。
また、思春期に入ると忙しさから磨き残しが増えたり、受験の夜食やだらだら食べ等が原因の虫歯や若年性歯周病を発症するお子さんも出てきます。
注意するよう教えてあげましょう。
ことに第二大臼歯はゆっくり生えるので注意が必要です。
歯ぐきの下に歯が見え始めてから上下の第二大臼歯がしっかりかみ合うまでには、ねじるように方向を変えながら5年くらいかかることもあります。
その間、痛くても歯の周りを良く磨かないと、汚れが溜まり、生え終わったときにはすでに初期の虫歯になっていることも少なくありません。
注意しましょう!

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口の中の不衛生が肺炎の原因に?!

日本人の死因はガン、脳血管疾患、心疾患の3つが上位を占めています。ですが、寝たきりなどの介護が必要な人の死因は1位が肺炎(33%)で2位が感染症(19%)、3位が心不全となっています。つまり細菌感染が大きな原因となっています。

高齢者の肺炎は口の中の細菌が原因で起こる肺炎が多いと言われています。つまり、口の中の唾液の中の細菌が誤って肺に入ることによる誤嚥性肺炎です。そのほとんどは本人も気がつかないまま、眠っている間に起こっていると言われています。つまり口の中の不衛生が原因で起こっているのです。

そこでこれを予防するために口の中を清潔にする必要があります。しかし、要介護の方は手足の自由が利かないことが多く、自分で歯磨きをきちんと行うことができませんので、周囲の人の協力が欠かせません。また、総入れ歯の場合でも、時々殺菌成分の入っている洗浄剤に入れたりしておかないと、細菌が繁殖する原因となります。

要介護の方も時々は歯科検診を受けることをお勧めします。歯科医院に出向くことは難しいでしょうから、往診を行っている歯科医院に問い合わせてみると良いでしょう。それぞれの人に合ったお口のケア方法などについてもアドバイスをもらえるはずです。

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