横浜市都筑区の歯医者|塩野目歯科医院の院内コラム

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院内コラムBlog

予防歯科一覧

歯を白くする食べ物

歯を茶色や黄色く変色させる食品というのはよく知られていますね。ところが、身近な食品で、歯を白く保つ効果を持つものがあるんです。これらの食品を意識して口にすることで、なるべく自然に歯をきれいに保つことができます。

1.水
水は飲むタイミングによって歯の着色を防いでくれます。食後に一杯の水を飲むようにしましょう。とくにワインなど着色しやすいものの直後に飲むと大変効果的です。カルシウム分を多く含むものがとくに効果的です。炭酸入りのものは酸を含むため、避けた方がよいでしょう。

2.にんじん、りんご
このような繊維質の野菜はよく噛むことにつながり、食品そのものが歯を磨く作用、また、噛むことが唾液の分泌を促すので口の中を洗浄してくれます。また口を中性に保ち歯がきれいになります。

3.牛乳、野菜、ナッツ類
これらのアルカリ性の食べ物を口にすることで口の中を中性化し、きれいにしてくれます。

4.チーズ
チーズは歯に大事なカルシウム、リン酸を多く含みます。また、噛む行為が唾液の分泌を増やします。

5.ベーキングパウダー
ベーキングパウダーを歯に擦り付けることで、着色を落として歯をツルツルにしてくれます。ただし、歯を傷めないよう、一週間に一度くらいを限度に行いましょう。

6.キシリトールガム
キシリトールガムを噛むことで唾液が分泌され、歯を守ります。また、キシリトール特有の効果で虫歯菌の活動も阻害し、歯垢がつきにくくなります。

7.ミント、ローリエなどのハーブ類
これらのハーブは唾液の分泌を促し、口臭予防にも効果的です。

8.レモン
レモンに含まれるクエン酸が歯を白くし、また強くします。ただ、酸が強いため、使用は多くても一週間に一度、レモン汁に浸した歯ブラシで歯を磨くと良いでしょう。

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歯の色が変わってしまうのはなぜ?

歯の色って、子供の頃や10代の頃はそれほど人によって違いがありませんよね。でも、年をとるにつれ、人それぞれに歯の色に違いが出てきます。これはどのようなことが原因で起こるのでしょうか?考えられる原因をあげてみます。

1.食べ物、飲み物による着色
色の濃い食べ物(カレーライス、ミートソースなど)や飲み物(コーヒー、紅茶、赤ワインなど)を頻繁に口にしている場合です。

2.タバコのヤニ
タバコのヤニがべったりとこびりつきます。

3.歯にヒビが入ったり細かい傷がつく
噛み合わせの力が強くかかっていると歯にヒビが入るため、その部分に着色が見られるようになります。また、歯を強くこすりすぎたりすると歯の表面に細かい傷がつき、着色しやすくなります。

4.加齢によるもの
加齢により細かい傷、ヒビが入ってきます。また歯の内部の象牙質が厚みを増すため、その黄色い色がより透けて見えるようになります。

5.神経を取った
神経を取って年数が経つと、歯がだんだんと黒ずんできます。

6.歯並びによるもの
歯並びがガタガタだと磨き残しが出やすく、その部分が着色します。

7.ドライマウス
口の中が乾燥していると、唾液によって歯の汚れが洗い流されず、色素が沈着しやすくなります。
歯に色がつきやすいな、という方はまず着色を起こしやすいものを控えてみましょう。また、そのようなものを口にした後、なるべくすぐに水を飲んだりうがいをすると着色しにくくなります。頑固な着色は歯科医院でクリーニングしてもらいましょう。

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歯の3DSのすすめ

3DSと聞くと、ゲーム機を思い浮かべる人が多いでしょう。実は歯科にも3DSというものがあり、最近じわじわと人気が出てきています。さて、これは一体何かと言いますと、虫歯や歯周病の菌を除菌するための処置で、歯の疾患の元になる歯垢の定着を集中的に抑えることができます。(3DS=Dental Drug Delivery System)

具体的にどのようなことをするかというと、まず、歯科医院で歯の型を取り、専用のマウスピースを作ります。そこに殺菌消毒薬を注入し、お口に装着することで、効率よく歯の周囲の細菌を殺菌することができます。虫歯や歯周病に対し、ハイリスクの人に非常に効果があります。

3DSが適応となるのは次のような人です。

・虫歯になりやすい人
・虫歯の治療済みの部分が多い人
・歯周病になりやすい人
・乳歯から永久歯に生え替わっている学童期のお子さん
・お口の健康を万全にしたい人
・歯列矯正を始めようと思っている人
・妊娠中、または赤ちゃんがいる人で、お子さんに虫歯をうつしたくない人

虫歯や歯周病のかかりやすさは人それぞれです。また、詰め物がすでにいくつか入っている人は、詰め物の境目から虫歯になるリスクが高いため、3DSのようなプラスアルファの予防対策を行っておくとより安心です。気になる人は歯科で相談してみましょう。

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口の中の不衛生が肺炎の原因に?!

日本人の死因はガン、脳血管疾患、心疾患の3つが上位を占めています。ですが、寝たきりなどの介護が必要な人の死因は1位が肺炎(33%)で2位が感染症(19%)、3位が心不全となっています。つまり細菌感染が大きな原因となっています。

高齢者の肺炎は口の中の細菌が原因で起こる肺炎が多いと言われています。つまり、口の中の唾液の中の細菌が誤って肺に入ることによる誤嚥性肺炎です。そのほとんどは本人も気がつかないまま、眠っている間に起こっていると言われています。つまり口の中の不衛生が原因で起こっているのです。

そこでこれを予防するために口の中を清潔にする必要があります。しかし、要介護の方は手足の自由が利かないことが多く、自分で歯磨きをきちんと行うことができませんので、周囲の人の協力が欠かせません。また、総入れ歯の場合でも、時々殺菌成分の入っている洗浄剤に入れたりしておかないと、細菌が繁殖する原因となります。

要介護の方も時々は歯科検診を受けることをお勧めします。歯科医院に出向くことは難しいでしょうから、往診を行っている歯科医院に問い合わせてみると良いでしょう。それぞれの人に合ったお口のケア方法などについてもアドバイスをもらえるはずです。

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デンタルフロスで歯垢除去率30%アップ!

普段の歯磨きは歯ブラシで3分くらい、という人が多いのではないかと思います。日本ではまだまだ、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃器具があまり浸透していないようです。ところで、歯ブラシだけで歯磨きを行なった場合、どれくらいの汚れが取れているかご存知ですか?じつはどんなに一生懸命やったとしても、たった60%前後しかとれていないのです。特に歯磨き粉をつけて磨くと、スッキリ爽快になって全部磨けたつもりになってしまいがちですから、この数字はちょっと驚きですね。

ところで、残りの40%の汚れは一体どこに残っているのでしょうか?それは主に歯と歯の間の隙間です。この部分はどうしても歯ブラシが入りきりませんので、デンタルフロスや歯間ブラシを使う必要があります。どちらも歯間を磨くものですが、歯間ブラシは歯間のすき間がある程度大きくなくては入りませんので、歯間が狭い人はデンタルフロスのみ使うことになります。歯磨きを頑張っているのに、どうしても虫歯ができてしまう・・という人はもしかしたら歯と歯の間から虫歯になっているのかもしれません。

これらの器具を使うことで、歯垢除去率は90%になると言われています。随分効率が上がりますね。実際に使ってみるとスッキリ感がかなり違うことが感じられるでしょう。しかし残念ながら100%磨ききることは難しいようです。その汚れに関しては定期的に歯科医院でのクリーニングを受けるとよいでしょう。

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