横浜市都筑区の歯医者|塩野目歯科医院の院内コラム

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胸焼けのある人は歯が溶けている可能性が!

「歯が溶ける」というと虫歯を連想しますが、虫歯の他にも、酸性食品を多く取りすぎることが原因で歯が溶けてしまうことがあります。これを「歯牙酸蝕症」と呼びます。酸性食品には酢やみかん・レモンなどの柑橘類、ワインなどのほか、炭酸飲料やドレッシングのようなものも含まれますので、現代の食生活においては、いかに日常的に酸性食品を摂っているかお気づきになることでしょう。

そして、このような飲食物による酸蝕症だけでなく、胃液でも歯が溶けてしまうことがあります。例えば過食嘔吐があるような人の場合、歯がかなり溶けているケースをよく目にします。しかし、過食嘔吐が全くなく、胃が弱くて胸焼けの症状がよく起こる人の場合も、食道を通じて胃酸が口の中に上がってくることにより、歯が溶けてしまうことがあるのです。

胸焼けの症状は大人だけに起こるものではなく、子供に起こることもあります。子供の場合に注意しなければならないのは、永久歯に次々に生え変わってくる時期の場合、新たに生えた構造的に弱い永久歯が酸によって特に溶かされてしまいやすい、ということです。

そのため、もしも胸焼けの症状にたびたび悩まされている、という場合は、歯のためにも早目に消化器科や内科で相談し、治療を受けることをおすすめします。

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学校検診の「虫歯なし」で安心しないで!

1歳半児歯科検診、3歳児歯科検診、学校の歯科検診は節目節目で歯の状態をチェックするとても大事な検診です。検診の結果というのは親としても大変気になるものですよね。しかし、もし仮に「虫歯なし」という結果をもらったとしてもホッとするのはまだ早いです!検診の結果は100%正確とは言えないからです。

集団検診は歯科医院での検診と違い、座ったままで行うことがほとんどで、照明も歯科医院のライトのように十分に明るいわけではないため、見やすい場所にできている虫歯は見つけられても、歯と歯の間などにできている虫歯などは非常に見えづらく、見逃されてしまうことが多い、という弱点があります。

歯と歯の間からできている虫歯は歯科医院のチェアーの強力なライトを照らしてもわかりづらいことがあり、そのような場合はレントゲンを撮って虫歯があるかどうかを確認しなければならないほどです。そのため、検診でもしも「虫歯がある」と言われなかったとしても、念のため、歯科医院に行ってもう一度確認してもらうことをおすすめします。

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よく噛んでよくしゃべることが口臭予防に

口臭予防は歯磨きやマウスウオッシュをしておけばいい、と思っていませんか?確かに一時的な口臭予防としてはその方法も効果はあります。しかし、それだけでは口臭予防としては不十分です。口臭を予防するためには、実はお口の中にある唾液がとても重要な役割を果たしています。そして、その唾液を出すためには「よく噛む」「よくしゃべる」ということがとても重要なのです。

唾液には「抗菌作用」やお口の中の汚れを洗い流す「自浄作用」という働きがあります。そのため、唾液が不十分な状態ではお口の中が細菌でいっぱいになってしまい、強い口臭を発するようになるのです。

最近は、あまり噛まなくても食べられるようなやわらかな食べ物が多く、人々はあまり「噛む」という運動をしなくなっている傾向があります。また、インターネットなどの通信手段が発達してきたことで「人と話す」ということが昔に比べて断然減ってきています。

つまり「噛む」「話す」という運動をしなくなってきたことによって、唾液腺が刺激されず、唾液腺の機能が衰えてしまっている可能性があるのです。また、唾液が減ると虫歯や歯周病にもなりやすくなります。皆さんもお口の健康と口臭予防のために、意識して「よく噛む」「よくしゃべる」ことを心がけてみてくださいね。

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メリットがいっぱい!ノンクラスプ義歯とは

皆さんは部分入れ歯というとどのようなものを思い浮かべるでしょうか?おそらく歯にかかる金具の付いた入れ歯なのではないでしょうか?健康保険の範囲内で入れ歯を作ると、確かに通常このような入れ歯になります。

しかし、保険内の部分入れ歯にはいくつかデメリットがあります。まず第一に、場所によっては金具が目立って、入れ歯が入っていることが他人に気づかれてしまうこと、そして金属アレルギーの問題、さらには金具がかかる歯が虫歯になりやすかったり、金具に揺さぶられて歯周病が悪化しやすい、というようなことが挙げられます。

現在、保険外の入れ歯ではこのようなデメリットを払拭するような入れ歯が次々に開発されてきています。その中でも、上で挙げた保険の入れ歯のデメリットを全て解決している入れ歯が「ノンクラスプ義歯」というものです。これはつまり、「ノン=ない」、「クラスプ=歯にかかる金具」ということで、金具を一切使わない入れ歯です。

つまり、ノンクラスプ義歯は次のような特徴を持っています。

・入れ歯を入れていることに気づかれにくい
・金具が歯にかからないため、入れ歯を支えている歯を傷めにくい
・金属アレルギーの心配がない
・特殊なプラスチックを使っているため、フィット感があり外れにくい

ノンクラスプ義歯は入れ歯に抵抗にある若い人でも使いやすい入れ歯で、最近とくに人気が出てきています。気になる人は一度歯医者さんに相談してみましょう。

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ホワイトニングで歯が白くなる理由

欧米では歯の美しさが重要視されるため、ホワイトニングがかつてから盛んに行われていましたが、日本も近年になってホワイトニングが大変注目を浴びてきています。そのため、かつては歯科医院だけで行われていたホワイトニングが、エステサロンなどでも行われるようになってきています。

確かにエステサロンのホワイトニングもある程度は歯が白くなる効果があるようです。でも、エステサロンで使われているものは化粧品、実際歯科医院で行われているものは薬品であるため、その効果には大きな違いがあるようです。

歯科医院で行われているホワイトニングでは過酸化水素や過酸化尿素を主成分とした薬品を使います。これらの薬剤は次のようなメカニズムで歯を白くしていきます。

1.エナメル質を無色にする
過酸化水素や過酸化尿素は分解して水と酸素になります。この時に発生した酸素がエナメル質の色素と反応して脱色の効果を発揮します。

2.マスキング効果
過酸化水素や過酸化尿素は、エナメル質の表面構造を変化させる作用があり、そのため、表面がすりガラス状になるとされています。それがその奥にある黄色い象牙質の色をマスキングして見えないようにしてくれます。

歯を削らずとも白くできるホワイトニング、興味のある人は、一度試してみてはいかがでしょうか。

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