第二大臼歯が生えそろうと永久歯列の完成です!
9歳くらいで生えそろう人から、17歳になって生えそろう人まで、個人差がとても大きいです。
永久歯は、親知らず(第三大臼歯)を除くと、上下合わせて28本が生えます。
永久歯が生えそろう時期や順番は、どの歯をとっても乳歯のときと比べて個人差が大きいです。
調査結果では、生える時期の差が最も小さい下あごの前歯(中切歯)でも、早い人と遅い人では30ヶ月(2年6ヶ月)の差があり、最も差の大きい男子の上あごの犬歯では、何と94ヶ月(約8年)もの差がありました。
一般的に女子の方が男子より生える時期は早く、同じ名前の歯なら下あごのほうが上あごより早く生えます。
永久歯は歯の本数も多いことから、生える順序も色々です。
多くの場合、第一大臼歯、中切歯、側切歯または側方歯群の生え方(歯並び)に変化が起きることがその理由です。
第一大臼歯-前歯(中切歯)-前歯の隣の歯(側切歯)が生える6歳前後、側方歯群である第一小臼歯-犬歯-第二小臼歯、犬歯-第一小臼歯-第二小臼歯が生える8歳から13歳ごろは、特にあごの骨格の成長発育も大きく、不正咬合が明らかになってくる時期です。お子さんの健やかな成長をお口の育ちの面から確認するため、かかりつけの歯科医を持ち、春休み、夏休み、冬休みの年3回の定期健診で、予防と歯並びのチェックを受けることをお勧めします。
虫歯、歯周病予防のポイント
まずは、丁寧に磨く習慣をつけることです。
また、思春期に入ると忙しさから磨き残しが増えたり、受験の夜食やだらだら食べ等が原因の虫歯や若年性歯周病を発症するお子さんも出てきます。
注意するよう教えてあげましょう。
ことに第二大臼歯はゆっくり生えるので注意が必要です。
歯ぐきの下に歯が見え始めてから上下の第二大臼歯がしっかりかみ合うまでには、ねじるように方向を変えながら5年くらいかかることもあります。
その間、痛くても歯の周りを良く磨かないと、汚れが溜まり、生え終わったときにはすでに初期の虫歯になっていることも少なくありません。
注意しましょう!