横浜市都筑区の歯医者|塩野目歯科医院の院内コラム

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顆粒入り歯磨き粉は歯に良い?

つぶつぶの顆粒が入った歯磨き粉のコマーシャル、皆さんもテレビのコマーシャルで見たことがあるかもしれません。汚れを掻き出してくれそうに見えますが、人によっては使用しないほうがいい場合があります。

多くの歯科医師は、歯磨きの際、歯磨き粉は必要ないと考えています。それは、むしろ歯磨き粉を使うと、泡が立って口がいっぱいになり、早々と歯磨きを終わらせてしまったり、香料のせいでスッキリして磨けた気分になって歯磨きが不十分になってしまったりするからです。歯磨き粉を使うことで意義があるとすれば、それはフッ素が入っている場合などであり、歯を強くする意味で使う価値があると言えます。

さて、顆粒入り歯磨き粉ですが、この顆粒は汚れを掻き出すと言っていますが、自然に溶けてなくなる、ということはないようです。そのため、例えば、歯茎のポケットが深めの人などは特に、歯周病の治療時に歯周ポケットの中からたくさん顆粒が出てくることがあります。このように、歯磨き粉の顆粒は、歯周ポケットの中に入り込んで、取れなくなっていると考えられ、細菌を繁殖させる足場になっている可能性があります。そのため、顆粒入り歯磨き粉は使わないほうが無難です。

また、このような歯磨き粉はインプラントをしている人は使ってはならないことになっています。これは顆粒が歯茎に問題を起こす可能性があるからで、そのようなことからも、インプラントに使わないほうがよいものは、天然歯にも使わないほうがよいと言えるでしょう。

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老けて見える「ブラックトライアングル」とは

お口の審美的な問題の一つにブラックトライアングルと呼ばれるものがあります。これは、歯と歯の間の歯茎が下がってしまい、黒い三角形に見えることからそのような名前がつけられています。子供の頃や若い頃というのは、ブラックトライアングルはありません。ですが、何らかの原因によって歯茎が下がるとブラックトライアングルが起こり、一気に見た目が老けたようになってしまいます。

ブラックトライアングルが起こる原因としては一番に歯周病による歯茎下がりが挙げられます。そしてそのほかにも、歯ぎしりや食いしばり、歯間ブラシの間違った使い方、成人矯正などがあります。

ブラックトライアングルは歯の形によっても出てきやすさが変わってきます。例えば、歯の形が逆三角形や、丸っこい歯の人は少し歯茎が下がっただけで現れやすくなりますが、四角っぽい人には現れづらい、というのがあります。また、歯茎や骨がもともと薄い場合にも起こりやすくなります。

ブラックトライアングルを防ぐためには、まずは歯周病に気をつけることです。歯茎を健康な状態に保ち続けられれば、ブラックトライアングルのない、若々しい見た目をキープすることができます。

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麻酔をした後の注意点

歯を削る治療や抜歯の際には、治療時に痛みを出さないよう、局所麻酔と呼ばれる注射の麻酔を歯茎に打ちます。局所麻酔は通常2〜3時間効いていることが多く、治療が終わってからもしばらく注意しないといけないことがあります。麻酔をした後は次のことに気をつけるようにしましょう。

■唇や頬を噛まないようにしましょう
麻酔をした周囲はしばらく感覚が麻痺しています。特にお子さんの場合、唇や頬を誤って噛んでしまって大きな傷口ができ、粘膜が大きく腫れてしまうことがよくあります。お子さんが麻酔を受けた際はよく注意してみてあげるようにしましょう。

■食事は麻酔が切れてからにしましょう
麻酔の後の食事は、できれば麻酔が切れてからにしましょう。どうしてもお腹が空いてしまう場合には、噛まなくても済むようなヨーグルトやスープのようなものを食べることをお勧めします。麻酔が効いているうちは、温度感覚も分かりづらく、熱いものを口にすると火傷してしまうことがあるため、熱いものは食べないようにしましょう。

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片側だけ噛む危険性

皆さんはいつも食事の時、両方で噛んでいますか?普段そんなことを意識することはないかもしれませんが、もし片方でばかり噛んでいる場合、そのような状態は早めに治すことをおすすめします。片方だけで噛むようになってしまう原因としては色々と考えられますが、単にそちらの方が噛みやすい、とか、片方の歯が抜けたまま放置している、というようなことがほとんどかと思います。

お子さんが片方だけで噛んでいる場合、歯並びが左右でずれてしまったり、それに伴ってあごの骨の成長にも影響が出て、顔が左右非対称になってしまうことがあります。

大人の場合だと、噛んでいない側の筋肉を使わなくなるため、そちら側の筋肉や皮膚がたるんでほうれい線が片方だけできてしまったり、口角がそちらだけ下がってしまったりというような見た目の問題が出てくる恐れがあります。

また、いつも使っている側に負担がかかりすぎて、歯が割れてしまったり、歯周病が進んでしまう可能性も出てきます。片側だけでも噛めているうちは、特に不便に感じないかもしれませんが、そちら側が悪くなってしまった時はどこでも噛めない、という事態になってしまいます。

片側でだけ噛んでいる、という人は反対側も噛めるように早めに治療を受けるか、意識してなるべく反対側でも噛むようにしていきましょう。

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乳歯を歯医者さんで抜いてもらった方がよいケースとは

乳歯がグラグラすると、早く抜いたほうがいいのだろうか?と気になってしまうかもしれません。大体の場合は、放っておいても自然に抜けて永久歯に生え変わりますが、中には歯医者さんで抜いてもらったほうがよいケースもあります。次のような場合には一度歯医者さんで診てもらいましょう。

■生え変わりの永久歯が見えているが、抜けそうにない場合
乳歯の下から、もしくは横から永久歯が見えているのに、乳歯があまり揺れずに抜けそうにない場合、永久歯の位置がずれていて、乳歯の歯根吸収がうまくいっていない状態なので、歯医者さんで抜いてもらったほうがよいでしょう。

■乳歯の歯茎が膿んでいる
乳歯の歯茎が腫れて膿をもっている場合、歯根周囲に膿が溜まっていることが考えられ、その状態を放置しておくと、永久歯に色がついてしまったり、質が弱くなってしまったりすることがあるため、抜いたほうがよい場合があります。

■乳歯が虫歯でボロボロである
乳歯が虫歯でボロボロになっている場合、永久歯が下から生えてきても、乳歯がきれいに抜けず、歯根の一部が残ってしまったりすることがあります。このような場合にも一度歯医者さんで診てもらいましょう。

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