お口の審美的な問題の一つにブラックトライアングルと呼ばれるものがあります。これは、歯と歯の間の歯茎が下がってしまい、黒い三角形に見えることからそのような名前がつけられています。子供の頃や若い頃というのは、ブラックトライアングルはありません。ですが、何らかの原因によって歯茎が下がるとブラックトライアングルが起こり、一気に見た目が老けたようになってしまいます。
ブラックトライアングルが起こる原因としては一番に歯周病による歯茎下がりが挙げられます。そしてそのほかにも、歯ぎしりや食いしばり、歯間ブラシの間違った使い方、成人矯正などがあります。
ブラックトライアングルは歯の形によっても出てきやすさが変わってきます。例えば、歯の形が逆三角形や、丸っこい歯の人は少し歯茎が下がっただけで現れやすくなりますが、四角っぽい人には現れづらい、というのがあります。また、歯茎や骨がもともと薄い場合にも起こりやすくなります。
ブラックトライアングルを防ぐためには、まずは歯周病に気をつけることです。歯茎を健康な状態に保ち続けられれば、ブラックトライアングルのない、若々しい見た目をキープすることができます。