横浜市都筑区の歯医者|塩野目歯科医院の院内コラム

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溝状舌とは

皆さんは自分の舌をよく観察してみたことがあるでしょうか?通常、舌というのは平滑な表面をしているものですが、時々舌に溝が見られる場合があります。溝の程度はさまざまで、傷がついているようなものから舌が断裂してしまっているようにみえるものまであります。

このような状態になっている舌を溝状舌(こうじょうぜつ)といいます。見た目は切れているように見えて「悪い病気ではないか?」と心配になってしまう人もいますが、病的なものではなく、痛みや味覚異常などがおこるわけでもないため、とくに心配はいりません。また、これでがんになりやすくなるということもありません。世界的には人口の約20%ほどに見られるとされていますが、日本では2.6%と少ないようです。

原因は先天的なケースと後天的なケースがあり、後天的な場合は感染や外傷、ビタミン不足などさまざまなことが言われてはいますが、実ははっきりとした原因はわかっておらず、アメリカでは「誰にでも起こりうる舌の経年変化」というように言われています。

ただ、溝状舌の場合、溝の中に細菌がたまりやすいため、口臭の原因になったり、細菌が炎症を引き起こす場合も考えられます。そのため、溝の中に食べカスなどがたまらないように清潔を保つことが重要です。

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