お子さんの歯が生え変わりでグラグラしてくると、抜いたほうがいいのかどうか、迷ってしまうことがあると思います。たいていの場合、放っておいても大丈夫ですが、中には歯医者で積極的に抜いてもらったほうがいい場合もあります。放っておくか、歯医者で診てもらうか、の大まかな基準は次の通りです。ぜひ参考にしてみてください。
■放っておいてもいい場合
グラグラの度合いがだんだん強くなってくる場合には、大抵放っておいても大丈夫です。このようなケースでは、そのうちグラグラがひどくなり、ブラブラな状態になって自然と落ちてくる場合がほとんどです。
■歯医者で診てもらったほうがいい場合
【本人が苦痛な場合】
グラグラしているけれどもなかなか抜けず、食べる時に痛みを伴って苦痛、というような場合、レントゲンで永久歯の位置を確認して問題なければ歯医者で抜くことも可能です。
【乳歯が虫歯でボロボロな場合】
乳歯が虫歯でボロボロに壊れてしまっている場合、永久歯が生えてきても、乳歯がきれいに吸収されず、ひとかたまりで抜けない場合があります。そのような場合には歯医者で抜いてもらう必要があります。
【永久歯が出てきたのに乳歯がグラグラしない場合】
永久歯が見えてきたにもかかわらず、乳歯が抜けそうにない場合、永久歯の位置が乳歯からずれていて、乳歯の歯根がうまく吸収されていない可能性が高いです。このような場合には乳歯を積極的に抜く必要があります。