夏の暑い時期は水分補給が欠かせません。特に小さなお子さんほど熱中症にかかりやすいですから、親御さんは十分に注意していらっしゃることでしょう。熱中症を防ぐためには、スポーツドリンクやイオン飲料、機能性飲料などがとても良いことで知られています。これらの飲料は体液と同じ浸透圧になるように、ナトリウムやカリウムのような電解質が含まれているため、汗をかいた時には素早く体に吸収され、熱中症予防には最適と言われています。
しかし、これらの飲み物は熱中症予防には良いかもしれませんが、多くの場合、糖分を多く含んでいたり、酸性の度合いが強かったりするので注意が必要です。このような飲み物をひっきりなしに毎日飲んでいると、虫歯になる危険性や、歯が全体的に溶けてしまう「酸蝕症」になってしまう危険性があるのです。
健康に良いと言われているものが歯にとっても良いとは限りません。それは酢に代表される酸性食品について特に当てはまります。体に良いからと言って積極的に摂りすぎることによって、歯がダメージを被ってしまいます。
熱中症予防にスポーツドリンクやイオン飲料を飲む際は、長時間続けて飲みすぎないように、水やお茶も併用しながらうまく水分補給をしていきましょう。