横浜市都筑区の歯医者|塩野目歯科医院の院内コラム

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院内コラムBlog

歯ブラシ一覧

子供の歯ブラシの選び方

歯ブラシはどれだって同じと思っている人もいるかもしれません。お子さんの歯ブラシを選ぶ時、お子さんが好きなキャラクターのものを選んだり、安売りになっているものを選んだりしている人も多いのではないでしょうか。でも、歯磨きは歯ブラシによってもその効果が変わってきます。歯磨きは毎日行うものですから、ぜひ歯ブラシ選びにもこだわってみましょう。

まず、歯ブラシはパッケージに書かれている年齢表示を参考に、年齢に合ったものを選びましょう。年齢に合ったものが最も使いやすく、効率よく磨けるようにできているからです。毛先は平坦に切りそろえられたものを選び、0−2歳くらいまでは「やわらかめ」、3歳以上くらいからは「ふつう」の硬さがオススメです。

また、年齢が小さなうちというのは、歯磨きしながら動いてしまうことも多く、転倒したりした際に歯ブラシが喉の奥に刺さってしまうこともあります。このようなことを防ぐためには、当然親がしっかりと見ておく必要があるのですが、万が一の場合も考え、歯ブラシのハンドル部に弾力を持たせ、曲がるものもありますので、そのような歯ブラシを検討してみてもよいでしょう。

6歳を過ぎると永久歯の奥歯も生え始めます。そのため、奥までしっかりと歯ブラシが入り、隅々まで磨けるようなブラシを選ぶことが大事です。ブラシ部分が大きいものを使うと、奥までブラシが入らず、磨き残しの原因となりますので、毛のカットは平坦なもの、そして毛の部分が短かめのものを選ぶと良いでしょう。

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顆粒入り歯磨き粉は歯に良い?

つぶつぶの顆粒が入った歯磨き粉のコマーシャル、皆さんもテレビのコマーシャルで見たことがあるかもしれません。汚れを掻き出してくれそうに見えますが、人によっては使用しないほうがいい場合があります。

多くの歯科医師は、歯磨きの際、歯磨き粉は必要ないと考えています。それは、むしろ歯磨き粉を使うと、泡が立って口がいっぱいになり、早々と歯磨きを終わらせてしまったり、香料のせいでスッキリして磨けた気分になって歯磨きが不十分になってしまったりするからです。歯磨き粉を使うことで意義があるとすれば、それはフッ素が入っている場合などであり、歯を強くする意味で使う価値があると言えます。

さて、顆粒入り歯磨き粉ですが、この顆粒は汚れを掻き出すと言っていますが、自然に溶けてなくなる、ということはないようです。そのため、例えば、歯茎のポケットが深めの人などは特に、歯周病の治療時に歯周ポケットの中からたくさん顆粒が出てくることがあります。このように、歯磨き粉の顆粒は、歯周ポケットの中に入り込んで、取れなくなっていると考えられ、細菌を繁殖させる足場になっている可能性があります。そのため、顆粒入り歯磨き粉は使わないほうが無難です。

また、このような歯磨き粉はインプラントをしている人は使ってはならないことになっています。これは顆粒が歯茎に問題を起こす可能性があるからで、そのようなことからも、インプラントに使わないほうがよいものは、天然歯にも使わないほうがよいと言えるでしょう。

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虫歯や歯周病の危険地帯、三代不潔域とは?

歯には汚れの溜まりやすい場所というものがあり、その部分から通常虫歯や歯周病が起こって進行していきます。そのため、その汚れの溜まりやすい場所を知って、その部分を重点的に磨くことで効果的に虫歯や歯周病を予防することができます。

汚れが溜まりやすい場所を「三大不潔域」と呼んでいます。それは次の3箇所です。

1.奥歯の噛む面の溝(咬合面)
奥歯の噛む面の溝です。この面から虫歯になりやすいのは主に子供や若年者です。特に6歳臼歯に関しては、生えてくる6歳くらいの年齢では自分できちんと歯磨きができていないことが多いため、虫歯にかかるリスクが非常に高いと言えます。

2.歯と歯の間(歯間部)
歯と歯の間はどの年代に関しても注意が必要です。歯ブラシでは磨ききれないため、歯ブラシのみのブラッシングでは、ここに溜まった歯垢が原因で虫歯や歯周病になってしまう可能性があります。

3.歯と歯茎の間(歯頚部)
歯の横を磨く時に、この部分は意識をして歯ブラシを当てないと磨き残してしまいます。この部分を磨き残すと、特に歯周病のリスクが高まります。

歯磨きをする際は、この3箇所を意識して磨くようにして見てください。それだけでも随分変わってきますよ。

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知覚過敏用歯磨き粉は効果ある?

知覚過敏とは、虫歯はないのに歯が冷たいものや温かいものでしみてしまう状態を言います。主な原因は歯周病などによる歯茎の下がりによるもので、しみる症状はたいてい一時的であるとは言っても、食事や歯磨き時に支障が出てしまうこともあります。知覚過敏を訴える人は多く、それゆえ知覚過敏用の歯磨き粉というものも市販されています。

知覚過敏用の歯磨き粉は、本当に効果があるのか?と多くの人が疑問に思っているようですが、実際、継続的に使うことによって、症状を和らげる効果が出てくることが多いようです。

知覚過敏用歯磨き粉には薬効成分として次の2種類がよく使われています。

■硫酸カリウム
刺激を神経の方に伝える物質に働きかけてブロックし、痛みを感じさせないようにします。

■乳酸アルミニウム
歯の象牙質の表面にある象牙細管を塞ぐ働きをし、刺激から歯を守ります。

知覚過敏のある人は、一度知覚過敏用歯磨き粉を使ってみると効果があるかもしれませんので試してみる価値はあるでしょう。ただ、しみるからといって知覚過敏と自己判断で決めつけるのは危険です。一度歯医者で虫歯などではないか、きちんと診てもらう必要はあります。また、歯周病など知覚過敏を起こす原因を解決しなければ、また症状は再発しますので、その点にも気をつける必要があります。

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お子さんの歯ブラシ事故に注意!転倒や衝突で喉に

お子さんが自分で歯磨きをするようになると気をつけないといけないのが、歯ブラシによる事故です。2歳くらいまではおうちの方が磨いてあげることがほとんどだと思いますが、大きくなるにつれ、だんだんとお子さんも自分で磨きたい、という欲求が出てきます。

そこでお子さんに歯ブラシを持たせて少しずつ練習させるのはとてもいいことなのですが、小さなうちはどうしてもじっとしたまま磨くということが難しく、例えばテレビの音が聞こえたら歯ブラシをくわえたまま、さっと走って行ってしまったりすることがあります。

そして、そのまま何かにつまづいて転んでしまったり、壁などにぶつかってしまうと、歯ブラシが喉に刺さり大変なことになってしまうことがあります。小さなお子さんはすばしっこいですから、実際にこのようなことは決して稀ではありません。

お子さんに歯磨きをさせる際は、必ず大人が側についてやらせるようにしましょう。また、歯磨きをしている時は動き回らないように言い聞かせましょう。小学生までは仕上げ磨きもまだ必要な年齢ですので、ぜひそれだけは守っていただくと安心です。

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