横浜市都筑区の歯医者|塩野目歯科医院の院内コラム

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院内コラムBlog

タバコと歯一覧

親がタバコを吸うと子供の歯茎が黒くなる

タバコが体に良くないこと、そして自分が吸っていなくても、周囲にいる人が副流煙を吸うと体に良くないことは誰でもご存知のことでしょう。タバコは肺がんの原因になることはよく知られていますが、実はお口の中にも悪い影響をたくさん及ぼします。代表的なものは歯周病で、10年間タバコを吸うと歯周病のリスクが 5〜6倍に高まることがわかっています。またそのほかにも、口の中のがんを起こす原因になることもわかっています。

タバコを吸うと、歯茎の血行不良、メラニン色素沈着、歯周病の進行などが原因で、歯茎の色がどす黒くなっていき、いかにも不健康そうな歯茎の色になっていきます。

そして、この歯茎の色の変化というのはタバコを吸っていない周囲の人にも現れてくることがあるのです。代表的なのは、親が喫煙者の場合のお子さんです。親がタバコを吸って煙を吸う環境にあると、お子さんの歯茎のメラニン色素も増えてしまうのです。歯茎の色が悪いと、それがコンプレックスになってしまい、大きく口を開けて笑えなかったり、性格が消極的になってしまったりすることもあります。タバコを吸う方はなるべくお子さんが煙を吸わないよう、注意して吸うか、ご自分の健康のためにも禁煙することをおすすめします。

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親が喫煙者だと子供に虫歯ができやすい!?

子供は家族にタバコを吸う人がいると虫歯にかかりやすくなることが最近の研究で明らかになりました。これは京都大学の川上浩司教授と田中司朗准教授らの研究によるもので、2015年10月21日付でイギリスの医学誌BMJに発表されたものです。

この研究は2004年〜2010年に神戸市で生まれた7万6920人の子供を対象に行われ、生後4ヶ月時点で受動喫煙があるかどうか、その後3歳の時点で虫歯または治療歴があるかどうかを調べたものです。

結論として、家族にタバコを吸う人がいる場合、いない場合に比べて虫歯になる危険性が1.46倍、目の前でタバコを吸われ、多くの副流煙を浴びる環境にいる子供に至っては、そのリスクが2.14倍にも跳ね上がるということです。

アメリカの研究によれば、タバコの煙によって唾液の成分、状態が変化し虫歯菌が繁殖しやすくなるということが解明されています。また、タバコの副流煙を浴びると、子供の歯茎の色が黒くなることがあることも分かっています。

多くの場合は父親が喫煙しているケースだったそうです。タバコには数多くの有害物質が含まれています。喫煙者の方はこのようにお子さんへ悪影響を与えるということを覚えておきましょう。

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歯の色が変わってしまうのはなぜ?

歯の色って、子供の頃や10代の頃はそれほど人によって違いがありませんよね。でも、年をとるにつれ、人それぞれに歯の色に違いが出てきます。これはどのようなことが原因で起こるのでしょうか?考えられる原因をあげてみます。

1.食べ物、飲み物による着色
色の濃い食べ物(カレーライス、ミートソースなど)や飲み物(コーヒー、紅茶、赤ワインなど)を頻繁に口にしている場合です。

2.タバコのヤニ
タバコのヤニがべったりとこびりつきます。

3.歯にヒビが入ったり細かい傷がつく
噛み合わせの力が強くかかっていると歯にヒビが入るため、その部分に着色が見られるようになります。また、歯を強くこすりすぎたりすると歯の表面に細かい傷がつき、着色しやすくなります。

4.加齢によるもの
加齢により細かい傷、ヒビが入ってきます。また歯の内部の象牙質が厚みを増すため、その黄色い色がより透けて見えるようになります。

5.神経を取った
神経を取って年数が経つと、歯がだんだんと黒ずんできます。

6.歯並びによるもの
歯並びがガタガタだと磨き残しが出やすく、その部分が着色します。

7.ドライマウス
口の中が乾燥していると、唾液によって歯の汚れが洗い流されず、色素が沈着しやすくなります。
歯に色がつきやすいな、という方はまず着色を起こしやすいものを控えてみましょう。また、そのようなものを口にした後、なるべくすぐに水を飲んだりうがいをすると着色しにくくなります。頑固な着色は歯科医院でクリーニングしてもらいましょう。

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タバコが歯に悪いワケ

タバコが肺がんの原因になったり、肌が老化しやすくなったり、妊娠中に吸うと赤ちゃんに影響が出たりすることは皆さん十分ご存知だと思います。ところで、タバコはお口にとっても非常に悪影響なのです。例えばインドなどの南アジアでは口腔ガンにかかる人が多いのですが、これは噛みタバコが原因と言われています。このように、タバコは口腔ガンの原因としてもよく知られていますが、特に歯ぐきに悪い影響を与えます。

タバコはお口の中にこんな悪影響を及ぼします。

1.歯周病が進行しやすくなる
タバコの煙に含まれる一酸化炭素、またニコチンの作用により歯ぐきの血行が悪くなります。また、免疫力が低下したり、唾液の分泌の低下、ヤニによって歯がざらつくことで歯垢がつきやすくなります。これらの理由で歯周病が発症、進行しやすくなります。

2.歯ぐきが黒くなる
生体の反応としてタバコの刺激から歯ぐきを守るためにメラニン色素が作られるため、歯ぐきが黒くなってきます。

3.口臭がくさくなる
タバコに含まれるタール(ヤニ)の匂いや唾液の分泌が減ることにより独特のきつい口臭がでます。

4.ヤニが歯につく
茶色いヤニが頑固に歯にこびりつき、簡単には取れなくなります。

5.ガンにかかりやすくなる
タバコには200種類もの有害物質が含まれ、その中の約70種類は発ガン性物質だといわれています。

ヘビースモーカーの人は特に要注意です。なるべく本数を減らして禁煙を目指しましょう!

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