歯磨きの後のうがい、何回もやった方が汚れが流されてきれいになる気がしますよね。
ですが、虫歯予防のためには、歯磨きのうがいは一回にしておいたほうがよいそうです。
これはなぜかといいますと、お口の中にフッ素を残すためです。
近年売られている歯磨き剤のほとんどにはフッ素が配合されています。
フッ素というと虫歯を予防する成分として認知度も高まっていますが、このフッ素、歯磨きをしているときに歯に直接作用するだけではなく、お口の中にとどまることで唾液と混ざり合い、歯磨きの後もじわじわと効果を発揮することが分かっています。
平成23年に行われた厚生労働省の調査によると40歳前後の人のほぼ全員(98.8%)が永久歯の虫歯を経験している、という結果が出ています。少し前までは大人は虫歯よりも歯周病に注意が必要と言われていましたが、実は大人になってから虫歯になる場合も多いのです。
例えば詰め物などが入っているところに虫歯が再発したり、歯茎が下がって歯根が露出した部分に虫歯ができやすくなります。
虫歯は子供がかかりやすく、フッ素も子供の為のものと考えられがちですが、実は大人も虫歯から歯を守るためにフッ素を活用した方が良いのです。
皆さんも フッ素を上手に活用し、いつまでも健康な歯を目指しましょう。