北欧諸国では予防歯科の大切さが国民全体に浸透しており、国民のほとんどが、虫歯や歯周病にかからないように、歯医者さんに定期的に通うスタイルが一般的になっています。そのため、人々は日本と違い、歳をとっても多くの歯を健康な状態でキープしています。そして、これらの国ではマイナス1歳から虫歯予防をしているといいます。この言葉を聞いただけではちょっと意味がわかりにくいですが、これは、お母さんが赤ちゃんを妊娠している時から、子供が虫歯にかからないように予防治療を始める、ということを意味しています。
生まれてくる赤ちゃんのお口の健康状態は、お母さんのお口の健康状態とも大きく関連しています。お母さんのお口の中が虫歯だらけだと、その虫歯菌を生まれてくる赤ちゃんに移してしまうリスクが非常に高まります。そのため、北欧のお母さんたちは、妊娠したら歯医者さんに通って、自分自身のお口のケアをしっかりと受けると同時に、赤ちゃんを虫歯させないためはどうすれば良いのか、プロから教育を受けているのだそうです。
その後赤ちゃんが生まれてからも、0歳のうちから予防のために歯医者さんに通います。このように気をつけて行くことで、一生虫歯と無縁で健康な歯を保つことができるのです。日本でもこのようなスタイルが浸透すると素晴らしいですね。