横浜市都筑区の歯医者|塩野目歯科医院の院内コラム

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院内コラムBlog

噛み合わせ一覧

歯科治療をして寝たきりから歩けるように!?

悪い歯を治す、しっかり噛めるようになる、ということは思っている以上に心身に大きな影響をもたらします。実際、寝たきり状態だった人が、歯科治療をきちんと受けてだんだんと歩けるようになる、ということもあるのです。

寝たきりの人の多くは、噛み合わせる歯がない状態になっていることが多いものですが、それを治療してしっかり噛めるようにすることで、ものをしっかりと噛んで食べられるようになり、食べる意欲も増し、栄養状態が良くなっていきます。また「噛む」という動作は脳に刺激を与えるため、脳を活性化します。そして、しっかりと噛みしめられることは体のバランス感覚を整えますし、踏ん張ったりする時など、力を発揮する時に必要になるものです。

さらに、歯を治療して入れ歯を入れるなりすることで、見た目も良くなります。歯がなくて見た目が悪いと、人と会いたいという気持ちもなくなって、外出する意欲もなくなってしまいますが、歯をきれいにすることで外出する気になる、という心の変化も現れます。歯を治すことで、このような様々なプラスの効果が現れ、元気を取り戻す人が多くいるのです。

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原因不明の歯の不調の原因はTCHかも

歯ぎしりや食いしばりが歯や顎にとってよくないことは知られています。しかし、そこまで強い歯と歯の接触でなく、ふとした時に行なっている、軽く歯同士を接触する癖が歯や体の不調に繋がっていることがわかっています。このような歯同士を軽く接触させる癖をTCH(Tooth Contacting Habit)と呼んでいます。この癖は、何かに集中している時に現れることが多く、例えば、テレビを見ていたり、本を読んでいたり、家事をしている時に「クッ」と軽く歯を合わせたりするような形で無意識に行なっています。

このような軽い接触でも、長時間続くと、歯を支えている組織はダメージを受け、また、顎の筋肉も緊張状態となるため、歯がしみる、歯に違和感を感じる、歯が痛いというような歯の症状に加え、顎が痛い、頭痛、肩こりのような症状まで引き起こすと言われています。また、このような癖があると、夜間に食いしばりや歯ぎしりが起こりやすくなるとも言われています。

1日に食事や会話などで上下の歯が触れ合う時間は17分くらいだと言われています。もし、何かに集中している時に歯を合わせる癖がある場合、すぐにやめるようにしましょう。意識してやめるようにすることで、だんだんと癖もなくなってくることでしょう。

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だんだん出っ歯になってくる原因

最近出っ歯になってきたかも・・、と感じている人はいませんか?歯並びというのはもともときれいでも、だんだんと崩れてしまうことがあります。その中でも気にする人が多いのが、出っ歯になってくる場合です。大人になってから出っ歯になってくる場合、歯が前に出るのと同時に、歯と歯の間に隙間が空いてきます。このような現象をフレアーアウトと呼んでいます。

フレアーアウトが起こる原因は、下の前歯が上の前歯をガンガン突き上げることにあります。もともと上下の前歯というのは強く当たらないようになっていますが、例えば奥歯の歯を失ったり、虫歯を放置したりすることで、奥歯の噛み合わせが崩壊すると、前歯がだんだんと強く当たるようになってきます。前歯はもともと強い力に耐えられるようにはできていませんので、強く当たることによって歯周病が進行し、骨がどんどん吸収して、下の歯が上の歯を押すたびに前に出て行ってしまうのです。

フレアーアウトは一度起こってしまうと、自然に治ることはありません。そうなってしまわないようにするためには、抜けた歯を放置しないこと、そして歯周病の予防をきちんとしておくことなどが大事です。

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噛み合わせ・歯並びとスポーツとの関係

スポーツをする人にとって噛み合わせが非常に大事だということをご存知ですか?「歯を食いしばって頑張る」ともいうように、人は力を発揮する時にぐっと歯を食いしばるものです。ところが噛み合わせが悪いと、噛む筋肉のバランスが悪くなり、重心がぶれやすくなってバランス感覚が悪くなります。また、ここぞという時にぐっと噛みしめる力が弱いために力を十分に発揮できないのです。

また、歯並びが悪くて口の中のスペースが狭いと、舌が口の中にきちんと収まりきらず結果的に喉の方に落ち込むことになります。そうすると、酸素が効率よく取り込めなるために、脳に酸素が行きづらくなり、集中力の欠如、体力が続かない、ということが起こります。また、ガタガタの歯並びは虫歯や歯周病にかかりやすく、歯の調子が悪くなりがちで噛みしめることがより一層できなくなってしまいます。

さらに、咀嚼効率も落ちますので、食事の際にしっかり噛めずに栄養の吸収も落ちがちです。そもそもよく噛んで食べる、というのは健康の基本です。

有名なスポーツ選手でも、歯並びを治して結果を飛躍的に高めた人たちがいます。このように、良い歯並び、良い噛み合わせ、というのは見た目だけの問題ではないのですね。

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