横浜市都筑区の歯医者|塩野目歯科医院の院内コラム

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院内コラムBlog

予防歯科一覧

歯にとってもいい!PMTC

皆さんはPMTCという歯のクリーニングを受けたことがありますか?「歯石取りなら時々やってもらっているけど」という人は多いでしょう。でも、このPMTCは普通の歯石取りとは違う、さらに進んだクリーニングなのです。ちなみにPMTCはProfessional Mechanical Tooth Cleaning の頭文字を取ったもので、日本語では専門的機械的歯面清掃と呼ばれます。

歯石取りが歯周病の治療として行われるのに対し、PMTCは歯や歯ぐきの健康を高めるために行われるのが両者の大きな違いです。歯石取りは、歯石取りの機械や器具を使って歯石を取り除くだけですが、PMTCでは歯石はもちろん、歯の着色や日頃の歯磨きで取りきれない部分の歯垢や汚れを、専用のブラシやシリコンのチップなどを使い、フッ素のペーストをつけながらすみずみまでピカピカに磨き上げていきます。

そのため、「歯の表面がツルツルになる」「着色が取れて歯が白くなる」「汚れや歯垢がつきにくくなる」「口臭が改善する」など様々な効果が得られる、メリットの多いクリーニングなのです。定期的に行うことで虫歯や歯周病予防効果の高いこのクリーニング、ずっと継続していくことで、一生健康な歯を保ち続けられる可能性がグンと高まりますよ!

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正しい歯ブラシの保管方法知っていますか?

皆さんは普段は歯ブラシをどのように保管していますか?ただでさえ歯の汚れを落とす歯ブラシは雑菌でいっぱいです。間違った保管のやり方ではさらに歯ブラシは雑菌だらけになってしまいますので正しい保管の仕方を覚えておきましょう。

■正しい歯ブラシの保管方法

1. 流水でしっかりと洗う
コップに溜めた水で洗ったりせず、流水で毛先をしごきながらよく洗いましょう。

2.洗った後は水気をよく切る
洗い終わったら、水気をとにかくよく切りましょう。

3.毛の部分を上にして、風通しの良いところにおく
歯ブラシは立てて、毛の部分を上にすると早く乾きます。また、浴室など湿気の多いところは雑菌が繁殖しやすいですし、ユニットバスでトイレの近くに保管していると大腸菌などさまざまな雑菌が浮遊しているため、大変不潔です。そのような場所をさけ、風通しの良いところに保管しましょう。

4.他の歯ブラシと離して保管する
コップなどに家族全員分歯ブラシを立てて保管していると、歯ブラシ同士がくっついて歯周病菌や虫歯菌などがうつってしまうこともあるので注意しましょう。

歯をきれいにするための歯ブラシですから、清潔に保つことはとても大事です。ぜひ参考にしてみてください。

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歯磨きは回数よりもタイミング

「1日に3回、3分間磨きましょう」ということをかつてはよく耳にしました。
しかし、それを守っていても虫歯になってしまうという人もいることでしょう。
じつは、歯磨きは「回数」が大事なのではありません。歯磨きを行う「タイミング」が大事なのです。

歯磨きを行う一番大事なタイミングは夜寝る前です。
1日3回3分間磨くより、1日1回、夜寝る前にじっくりと時間をかけて歯磨きをしたほうがよっぽど効果的だというわけです。
それはなぜかというと、夜眠っている間というのは、唾液がほとんど分泌されないため、お口の中の細菌が洗い流されず、細菌が非常に繁殖しやすい環境になるためです。

虫歯や歯周病のほとんどは夜眠っている間に進行すると言われています。
そのため、夜眠る前に、お口の中の細菌を極限まで減らしておくことが、虫歯や歯周病を予防する上で非常に大事です。

もちろん、ただ闇雲に時間をかけて磨けば良い、というわけでもありません。
細菌がたまりやすくトラブルを起こしやすい場所を重点的に磨く必要があります。
それは、歯の3大不潔域と呼ばれる場所で、「噛む面」「歯と歯茎の境目」「歯と歯の隙間」です。
この3つの場所を意識して磨くようにしましょう。
そして、歯と歯の間は歯ブラシでは磨けないので、デンタルフロスを通すようにしましょう。

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ストレスが溜まっていると歯が悪くなるって本当?

ストレスは私たちの体にとってある程度は必要であると言われていますが、度を超えると体にいろいろな不調を起こすことは知られていますね。実はこのことは歯にも当てはまります。ストレスによって歯が悪くなるのにはどのようなことが関係しているのでしょうか。

まずはストレスがたまると唾液が出づらくなることが挙げられます。人間はストレス下にあると自律神経が興奮状態となり、唾液の分泌が落ちてしまいます。唾液には口の中の自浄作用や免疫を高める作用があるため、唾液が少なくなると汚れが洗い流されにくくなったり、細菌に対する免疫力が落ち、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。

そして次に、ストレスがある状態では歯ぎしりが起こりやすくなります。歯ぎしりには眠っている間に起こるものと、起きている時に起こる歯の接触癖(TCH)などがありますが、これらのものは歯にダメージを与え、歯の痛みを引き起こしたり、歯の寿命を短くしてしまう原因にもなります。

精神と体の状態というのはこのように密接に関連しています。最近ストレスが溜まっているな、という人は思い切って気分転換をするなどして、ストレスを溜めすぎないようにしましょう。

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アデノイド顔貌が増えている!

いつも口をポカーンと開けて、生気のない顔をしている、いわゆるアデノイド顔貌の子供が日本で近年増えてきているそうです。アデノイド顔貌の特徴としては

・いつも口があいている
・上の前歯が出ている
・下あごは引っ込んでいる
・唇は厚くめくれ上がって乾燥している
・顔が長い、とくに鼻の下が長い
・唇を閉じようとするとあごに梅干しができる

このようなものがありますが、これらを引き起こす原因となっているのは「口呼吸」です。
もともとは鼻腔が喉とぶつかる部分にあるアデノイドというリンパ組織が肥大することにより(アデノイド肥大)鼻が詰まって口呼吸になって起こるものをアデノイド顔貌と呼んでいます。

しかし、とくにアデノイドに問題がなく、癖や口周囲の筋力不足など、なんらかのきっかけで口呼吸が習慣化している場合にもこのような顔つきになってしまうことがあり、そのような場合も全て含めて、「アデノイド顔貌」と呼んでいます。

本来ヒトは鼻で呼吸をするのが正常です。新生児や乳児も鼻で呼吸をしていますが、それがなんらかのきっかけで成長期に口呼吸をすることが習慣になってしまうと、体が口で呼吸がしやすいように骨格や歯並びを変形させてしまうのです。

お子さんが口呼吸をしている場合、早めに一度医療機関で診てもらいましょう。

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