口を開けると顎の関節から音がする、口が開けづらくなってきた、下顎のあたりに常に痛みがある、という人はいませんか?心当たりのある人はもしかすると顎関節症(がくかんせつしょう)かもしれません。なんだか難しい名前ですが、この顎関節症、実は一生の間で約半分の人が経験することがあるとも言われています。特に20代以降の女性に起こりやすいとされており、一時的なもので治ってしまう場合も多く見られますが、ひどい場合には日常生活にも差支えが出るほど悪化することもあります。
●顎関節症の症状
1.顎の関節の雑音
口を開け閉めするときにゴリッ、コキッというような音がする状態です。
2.口が開きづらい
口を大きく開けられない、長く開けていられない、というような状態です。
3.顎の関節周辺の痛み
顎の関節部分や、その周辺の筋肉の痛みを感じる状態です。筋肉の痛みはときに下の奥歯の痛みのように感じられることもあります。
以上の症状の他にも、頭痛や肩こり、めまいなどを訴える場合もあります。顎関節症は正しい対処法でよくなることも多いため、上に当てはまるような症状が見られたら、一度かかりつけの歯医者さんで診てもらうことをおすすめします。