歯茎の特定の場所を吸ったりすると嫌な臭いや味がする場合、何か好ましくないことが起こっているサインだと考えてよいでしょう。このような嫌な臭いや味がする場合、次のようなことが原因になっている可能性があります。
■詰め物・かぶせ物が合っていない
詰め物やかぶせ物が入っている歯から嫌な臭いや味がする場合、虫歯などが原因で隙間ができ、その部分に細菌が繁殖していることが考えられます。
■歯周病
歯周病が進行するにつれ、歯と歯茎の間にある歯周ポケットが深くなってきます。そうすると、そこに溜まった細菌や膿の匂いにより嫌な臭いや味がしてきます。
■頑固な磨き残し
磨き残しが蓄積すると、細菌が多く溜まって悪臭のもとになります。特に歯と歯の間やブリッジの連結部分などは汚れが溜まりやすいため、悪臭を発生しやすい傾向があります。
■進行した虫歯
虫歯が酷くなってきて穴が空くと、その部分に汚れが溜まって腐敗臭を放ちます。また、虫歯が進行して神経が死ぬと、その部分から壊疽臭がするようになります。
■根尖病巣
根尖病巣というのは、歯根部分が感染して歯根の尖端部分に膿の袋ができる状態のことですが、この膿の袋が膿の排出口を求めて歯茎の表面に穴を開けて膿が排出されることがあり、そこから膿の臭いや味がすることがあります。
しっかり磨いていても、異常な味やにおいが続く場合、何らかの異変が起こっている可能性が高いので、早めに歯科を受診することをおすすめします。