口の臭いというのは誰にでもあります。朝起きた時などは誰でも多かれ少なかれ臭いますし、空腹時や口が渇いている時には臭いやすいものです。しかし、歯磨きを怠っているわけではないのに口臭がひどい場合には、口の中や体の何らかの病気が原因になっている可能性があります。
■口臭がひどい時に疑われる病気
1.歯周病
特に重度の歯周病では魚が腐った臭い、ドブのような臭いと形容されるような臭いを放ちます。
2.虫歯
小さな虫歯は臭いませんが、虫歯が進んで神経が死んだり、化膿したりすると悪臭を放ちます。
3.扁桃腺の病気
扁桃腺の炎症、扁桃腺肥大、膿栓というカスが詰まっている場合、強い口臭を発することがあります。
4.蓄膿症
鼻炎などがひどくなると、鼻の横に位置する副鼻腔に膿が溜まり、膿の臭いが口臭となって出てきます。
5.呼吸器の病気
特に肺に病気を起こすと、「肉が腐った臭い」がすると言われています。
6.消化器系疾患
胃腸に問題があると卵が腐ったような臭いがすると言われています。
7.糖尿病
糖尿病の患者さんの吐く息は甘酸っぱい臭いがすると言われています。
8.腎臓病
腎臓に問題があると、吐く息からおしっこのような臭いがすると言われています。
9.肝臓病
肝臓に問題が起こると、「ケモノの匂い」と例えられるような、動物臭い臭いがすると言われています。