横浜市都筑区の歯医者|塩野目歯科医院の院内コラム

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院内コラムBlog

口臭予防一覧

銀歯や差し歯が臭い!なぜ臭う?

銀歯や差し歯の部分を吸うと変な味がしたり、銀歯や差し歯が外れた時に変な匂いがしたりすることがあります。あまり気持ちのいいものではありませんし、この匂いは口臭となって外に出ている可能性もあります。これは、銀歯や差し歯と歯との間にできた隙間に繁殖した細菌が原因になっています。銀歯や差し歯というのは金属を使用していますが、金属と歯とをくっつけているセメントが噛み合わせの力で徐々に粉々に砕けてしまったり、だんだんと劣化し、唾液で溶け出してしまうため、その部分に細菌が入り込んでしまうのです。そのため、その部分から嫌な匂いや味がしたり、虫歯ができてしまったり、外れてしまったりするのです。

銀歯や差し歯はセメントだけでなく、それ自体も劣化するため、一般的には数年ごとにやり直しが必要になります。お口のケア状態がとてもいい人では、銀歯であっても長く良い状態を保っている場合もありますが、ケア状態が悪い人は短期間でダメになってしまうこともあります。毎日の歯ブラシはもちろんのこと、歯科医院で定期的に銀歯の状態の確認をしてもらうことや、クリーニングを怠らないことが、銀歯や差し歯をなるべく良い状態に保つことにつながります。

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歯茎から嫌な臭い(味)がする時

歯茎の特定の場所を吸ったりすると嫌な臭いや味がする場合、何か好ましくないことが起こっているサインだと考えてよいでしょう。このような嫌な臭いや味がする場合、次のようなことが原因になっている可能性があります。

■詰め物・かぶせ物が合っていない
詰め物やかぶせ物が入っている歯から嫌な臭いや味がする場合、虫歯などが原因で隙間ができ、その部分に細菌が繁殖していることが考えられます。

■歯周病
歯周病が進行するにつれ、歯と歯茎の間にある歯周ポケットが深くなってきます。そうすると、そこに溜まった細菌や膿の匂いにより嫌な臭いや味がしてきます。

■頑固な磨き残し
磨き残しが蓄積すると、細菌が多く溜まって悪臭のもとになります。特に歯と歯の間やブリッジの連結部分などは汚れが溜まりやすいため、悪臭を発生しやすい傾向があります。

■進行した虫歯
虫歯が酷くなってきて穴が空くと、その部分に汚れが溜まって腐敗臭を放ちます。また、虫歯が進行して神経が死ぬと、その部分から壊疽臭がするようになります。

■根尖病巣
根尖病巣というのは、歯根部分が感染して歯根の尖端部分に膿の袋ができる状態のことですが、この膿の袋が膿の排出口を求めて歯茎の表面に穴を開けて膿が排出されることがあり、そこから膿の臭いや味がすることがあります。

しっかり磨いていても、異常な味やにおいが続く場合、何らかの異変が起こっている可能性が高いので、早めに歯科を受診することをおすすめします。

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口臭でわかる!こんな病気

口の臭いというのは誰にでもあります。朝起きた時などは誰でも多かれ少なかれ臭いますし、空腹時や口が渇いている時には臭いやすいものです。しかし、歯磨きを怠っているわけではないのに口臭がひどい場合には、口の中や体の何らかの病気が原因になっている可能性があります。

■口臭がひどい時に疑われる病気

1.歯周病
特に重度の歯周病では魚が腐った臭い、ドブのような臭いと形容されるような臭いを放ちます。

2.虫歯
小さな虫歯は臭いませんが、虫歯が進んで神経が死んだり、化膿したりすると悪臭を放ちます。

3.扁桃腺の病気
扁桃腺の炎症、扁桃腺肥大、膿栓というカスが詰まっている場合、強い口臭を発することがあります。

4.蓄膿症
鼻炎などがひどくなると、鼻の横に位置する副鼻腔に膿が溜まり、膿の臭いが口臭となって出てきます。

5.呼吸器の病気
特に肺に病気を起こすと、「肉が腐った臭い」がすると言われています。

6.消化器系疾患
胃腸に問題があると卵が腐ったような臭いがすると言われています。

7.糖尿病
糖尿病の患者さんの吐く息は甘酸っぱい臭いがすると言われています。

8.腎臓病
腎臓に問題があると、吐く息からおしっこのような臭いがすると言われています。

9.肝臓病
肝臓に問題が起こると、「ケモノの匂い」と例えられるような、動物臭い臭いがすると言われています。

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要注意!舌苔(ぜったい)は絶対に取りすぎないで

舌苔とは、舌の上にまるで苔が生えているように付いている付着物のことです。色は白っぽいことが多いですが、中には黄色や茶色、黒っぽくなることもあります。また、厚さも全く付いていないものから分厚く付いているものまで様々です。この舌苔は口臭の原因になることでもよく知られており、よく、「口臭予防のために舌磨きを必ずしましょう」などと言われています。

しかし、舌磨きに関しては注意が必要です。舌磨きをする前には必ず、舌の状態をまず確認してみてください。もしも分厚くたっぷりとついているならば、口臭の原因となっている可能性が高いので、舌ブラシ、またはやわらかい歯ブラシでそっとなでるように舌苔を取り除いてみましょう。

もしも舌苔が白くうっすらついている場合、それは健康な状態の舌苔です。このような場合は口臭の原因になっていることはほとんどないとされているため、舌苔を取る必要はありません。逆にこのような状態から無理に舌苔を取り除いてしまうと、舌が傷つき、剥がれた細胞がさらに舌の表面に蓄積したりすることで、舌苔が増える原因になり、逆に口臭が酷くなると言われています。

舌苔を取り除く場合はまず舌苔の状態を確認してから、そしてくれぐれも取りすぎないように注意してくださいね。

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子供の口臭の原因

子供の口がなんだか臭い・・というような時、口臭の原因は大人とはちょっと違う場合が多いです。大人の場合の口臭は歯周病が原因であることが多いですが、子供の場合は次のようなことが主な原因になっています。

1虫歯
乳歯は虫歯にかかりやすく、進みやすいのが特徴です。表から虫歯がないように見えても、奥歯の歯間には虫歯ができやすく、実は大きな穴が空いていた、というようなことも。その大きな穴に細菌や食べかすなどがたまると、臭いの原因になります。

2.きちんと磨けていない
特に混合歯列期(乳歯と永久歯が混在している時期)は、歯と歯の間に段差ができて磨きにくく、汚れが溜まりやすい傾向があり、臭いの原因になることがあります。

3.口呼吸
鼻が詰まっていたり、小さな頃に風邪を頻繁にひいたりしたことが原因で口呼吸が癖になってしまっている場合、口の中の唾液が乾いてしまって細菌が洗浄されずに増殖し、臭いが強くなります。

4.鼻炎・風邪
鼻炎があったり、風邪で扁桃腺に炎症があると、膿が溜まって臭いを発する原因になります。また、風邪で抵抗力が落ちていると、口の中に細菌が繁殖しやすくなるのも口臭の原因になります。

風邪を引くとどんなお子さんでも口臭が強くなる傾向がありますが、常に臭いという場合は一度原因を調べてもらったほうが良いでしょう。

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