横浜市都筑区の歯医者|塩野目歯科医院の院内コラム

診療時間9:00〜12:00    14:00〜18:00木曜・日曜・祝日休診

院内コラムBlog

歯周病予防一覧

色々なタイプの歯周病

歯周病という言葉は皆さんご存知だと思います。しかし歯周病といっても、実はいろいろなタイプがあります。どのようなものがあるのか見ていきましょう。

■歯肉炎
歯肉炎とは歯周病の初期の段階で、歯茎にのみ炎症がある状態で、子供や10代〜20代の若者によく見られます。

■歯周炎
成人以降に多くなる歯周病で、歯茎だけでなく、歯の周囲の骨などの組織まで破壊されてくる病気です。歯周炎は慢性歯周炎と急速破壊性歯周炎に分けられます。

<慢性歯周炎>
成人がかかっている歯周病のほとんどはこれにあたります。歯垢が原因となって起こり、初期にはあまり自覚症状がないまま数年、数十年単位でゆっくりと進行していきます。

<急速破壊性歯周炎>
歯周組織の破壊が急速に進む歯周病で、頻度は多くありません。歯垢だけが原因ではなく、特殊な菌や遺伝的な体質が関わっているとされています。

・若年性歯周炎
10代初めくらいの早い段階で症状が現れ、著しい骨の破壊が起こります。特殊なA.a.菌と呼ばれる細菌が関与していると言われています。歯垢の付着が少ないのが特徴で、遺伝の要素が非常に強いとされています。

急速進行性歯周炎
20~30歳代で症状が現れ、骨の破壊が非常に急速に進行します。歯垢の付着が少ない場合が多く、P.g.菌という細菌が多く検出されるのが特徴です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

歯周病治療でアルツハイマーを予防できるかも

最近、歯周病細菌がアルツハイマーを引き起こす一因になっているのではないか、という研究結果が日本大学歯学部の研究班によって発表されました。この研究結果はラットを使った実験で導き出されたものです。

歯周病患者の歯周ポケットからは、歯周病にかかっていない人に比べ、10〜20倍の酪酸(らくさん)と呼ばれる歯周病細菌の代謝物が検出されることがわかっています。そしてこの酪酸は酸化ダメージを起こすことにより、歯周組織を破壊していきます。一方、脳は酸化ストレスに対してとても弱いことがわかっており、その酸化ストレスがアルツハイマー病の発症に関わっているのではないかと言われています。

研究班は、ラットの歯茎に酪酸を注射し、脳に様々な酸化ダメージによる異常が現れたことを確認しました。このことから、歯周病細菌が作り出した酪酸が、血管の中に入り込み、脳の細胞に運ばれることで脳にダメージを与えるのではないか、ということが示唆されました。

歯周病を放置しておくことによって、酪酸が長期間、脳に運ばれ続けてダメージを与えることは十分に考えられることだと言えます。歯周病は今や、様々な全身疾患を起こすことがわかっています。歯周病治療をすることで、このような病気を予防できるかもしれないのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

歯周病になりやすい人はこんな人

歯周病は一部の特殊な歯周病を除き、生活習慣病の要素が非常に大きい病気だとされています。それゆえ、歯周病になりやすい人、なりにくい人というのは、生活習慣などの上で色々と違いがあります。どのような人が歯周病になりやすいのか、見ていきましょう。

■喫煙する
タバコを吸う人は歯周病にかかったり悪化するリスクが非常に高くなります。歯周病治療をしても、治療効果が表れにくいのも特徴です。タバコに含まれる様々な有害物質は歯茎にも例外なく悪影響をもたらすのです。

■歯石が溜まりやすい
歯石がつくと、歯茎は炎症を起こしたままになり、歯周病が悪化します。歯石が溜まりやすい人は体質的なものもありますが、よく歯磨きができていないことが多いため、磨き方を身につけるために一度ブラッシング指導を受けてみると良いでしょう。

■歯ぎしりをする
歯ぎしりをする人は、歯の周囲組織に対するダメージが大きく加わるため、歯周病リスクが高まります。歯ぎしりをしている人は夜間のマウスピースを装着するなどして、歯を過剰な力から守りましょう。

■糖尿病である
糖尿病の人は歯周病が進みやすく、非常に悪化しやすくなります。糖尿病自体が生活習慣病から来ていることが多いため、食生活の改善、適度な運動をすることで糖尿病を防ぐことが、歯周病リスクを減らすことにもつながります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

歯茎はなぜ下がる?歯茎下がりへの対処法

歯茎が下がると、歯がしみるようになったり、見た目が老けて見えるようになったり、ものが挟まりやすくなったり・・など、それまでにはなかった様々な不具合が起こってきます。年を取るとある程度は起こるものではあるのですが、この歯茎の下がり方には個人差があり、それにはいくつかの原因が関係しています。

まず一番歯茎を下げてしまう大きな原因として、歯周病が挙げられます。歯周病は進行すると骨や歯茎が下がっていきます。そのため、歯茎下がりを防ぐには、まずは歯周病を予防もしくは治療することが必要不可欠です。

その他にも乱暴なブラッシングで下がってしまうことがあります。一生懸命歯磨きを頑張っている人によく見られがちなのですが、力の入れすぎ、硬い歯ブラシの使用で歯茎が傷つき、下がりやすくなりますので、硬めの歯ブラシは使わず、優しくブラッシングをすることが大事です。

また、喫煙や歯ぎしりなども歯周病を進める大きな要因となっているため、禁煙をしたり、就寝時に歯を保護するマウスピースをつけるなどの対処が効果的です。歯茎下りが気になる人は一度歯科医院で診てもらいましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

女性が男性よりも歯周病リスクが高い理由

女性は男性よりも歯周病にかかりやすい傾向があります。その背景として女性特有のホルモンバランスが大きく関係しているとされています。歯周病菌には多くの種類が確認されていますが、その中に女性ホルモンを好んで繁殖する細菌がいることがわかっています。

そのため、女性ホルモンバランスが大きく変わる時に女性は歯周病を起こしやすくなるのです。女性が歯周病トラブルを起こしやすいタイミングは主に次の3つがあります。

1.思春期
まず思春期では、女性ホルモンが多く作られるようになるため、歯茎が腫れる歯肉炎を頻繁に起こしやすくなります。

2.妊娠期間中
妊娠すると女性ホルモンが急増します。そのため、多くの女性がこの時期には歯茎のトラブルを経験します。ホルモンだけに限らず、つわりによる食生活の変化、歯磨き不足により、さらに歯茎の状態が悪化しやすい環境となるので、妊娠中の女性は特にお口の健康に注意を払う必要があります。

3.更年期
更年期になると女性ホルモンが激減しますが、その影響で骨粗鬆症にかかる女性が急増します。骨粗鬆症は骨がスカスカになって弱くなる病気で、歯を支えている骨も弱っていくため、歯周病にかかると骨がみるみる吸収してなくなってしまいやすいのが特徴です。

女性ホルモンと歯周病の関係を知っておけば、自分で意識して歯周病をなるべく悪化させないようにすることが可能です。まずはセルフケア、そして定期的に歯科でメインテナンスを受けましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加