横浜市都筑区の歯医者|塩野目歯科医院の院内コラム

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院内コラムBlog

奥歯を全部失うと動脈硬化にかかりやすくなる

奥歯を全て失った人は全部ある人に比べて約2倍動脈硬化になりやすい、という研究結果が発表されました。これは厚生労働省の研究班によって発表されたもので、奥歯が全部ある人において動脈硬化が見つかった割合は4割、奥歯が全てない人においては6割という結果が出ました。喫煙や歯周病の有無を除外して比較した場合では、奥歯がない人はある人に比べて1.87倍も動脈硬化になりやすい、ということが分かりました。

また別の調査によると、奥歯がない人はある人に比べて緑黄色野菜や魚介類の摂取量が少ないことが明らかになっています。これは奥歯がないことで繊維質の野菜や魚介類、干物などが食べにくいことが原因だと考えられます。

これら、動脈硬化を防ぐ成分が多く含まれている食物の摂取不足、また噛みにくいことでやわらかくて高カロリー高脂質のものを摂取する機会が多くなるため、必然的に動脈硬化のリスクが高くなってしまうのでしょう。

しかし、奥歯に義歯なりインプラントなり入れることによってきちんと噛めるようにすることができます。奥歯がない人は、やわらかいものなら食べられるから大丈夫、などと放置せず、きちんと奥歯で噛めるように治療を受けましょう。

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ランニングやマラソンが虫歯のリスクを高める可能性

健康増進のためにランニングやマラソンをしている人もいることでしょう。しかし近年発表された論文によると、このような持久力トレーニングをしている人は虫歯のリスクが非常に高まるということです。

この論文によると、このようなトレーニングをしている人たちは運動を全くしない人に比べ、歯のエナメル質が溶けてなくなっていたり、虫歯が多数できていることがわかりました。しかし、このような現象はかつてより確認されており、その原因はスポーツドリンクをよく飲むことによって起こっていると考えられていました。しかし、最近では、長時間口呼吸になることにより、口の中が乾いてしまい、唾液が細菌を洗い流すことができなくなるために虫歯にかかりやすくなる、というように考えられています。

そしてこの状況で砂糖のたくさん入ったスポーツドリンクを時々供給するわけですから、やはり虫歯のリスクはさらに高まると言えるでしょう。また、スポーツマンは歯を食いしばったりすることもあり、歯にさらに負担がかかると考えられます。

長距離を走る人は、トレーニングの後なるべくすぐに水でうがいをする、など酸性に傾いてしまった口の中を中和することをお勧めします。

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ドライマウスが増えている

ドライマウスは口腔乾燥症とも呼ばれていますが、近年特に成人女性に増えてきているという報告があります。ドライマウスとは唾液の分泌が落ちたり、唾液が蒸発しやすくなることにより口の中が乾いてしまう状態をいうのですが、口が乾くことによってさまざまな不快症状やお口のトラブルを引き起こします。日本国内ではおよそ800万人がドライマウスであると言われていますので、決して他人ごとではありません。

ドライマウスの症状としては、口の中が粘つく、ものが飲み込みにくい、口臭がひどくなる、というような不快症状の他、口の中がヒリヒリ痛む、口内炎ができる、などの痛みの症状があげられ、さらには虫歯や歯周病など歯科疾患のリスクも高まります。

ドライマウスを引き起こす原因として分かっているのは、ストレス、生活習慣、食生活の乱れ、薬の副作用、タバコ、アルコール、口呼吸、更年期障害、老化現象などです。この中でも近年ドライマウスが増えている原因の背景として、スマートフォン、インターネットの普及によりあまり会話のコミュニケーションをとらなくなってきたことや、硬いものをあまり噛まなくなった食生活により、唾液腺が刺激されなくなってきたこと、口の周りの筋力低下などが原因で口呼吸をする人が増えてきたことなどが考えらえます。

唾液を出す為には、唾液腺がきちんと刺激されることが必要です。その為には「よく噛む」ことがとても大事であり、ついでに「よく喋る」ことも大変効果的です。また、よく噛んだりよく喋ることで口の周囲の筋肉も鍛えられて口呼吸も治しやすくなります。皆さんも是非実行してみてください。

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チーズが虫歯予防に効果的

チーズが虫歯予防に効果的なのだそうです。これは世界保健機関(WHO)も認めており、「虫歯の危険を減らす食品」としてハードチーズを挙げています。ハードチーズとしてはゴーダチーズや、グリエールチーズ、エメンタールチーズなどがよく知られていますね。

まずチーズが歯に良いと思われる理由で最初に思いつくのは「カルシウムが多い」ということですが、歯に良い理由はそれだけではありません。

まず、チーズは歯の表面を保護する膜を作ると言われています。これにより、酸から歯を守ります。また、チーズはアルカリ性のため、酸性に傾いた口の中を中和してくれます。さらに、ハードチーズの場合、よく噛まなければならないため唾液の分泌を促進します。そして、リン酸カルシウムを豊富に含むチーズは唾液にリン酸やカルシウムを供給することで、歯の再石灰化に貢献します。最後に、牛乳に含まれるたんぱく質の一種であるカゼインが、歯に虫歯菌がくっつくのを阻止する働きがあります。

このようにチーズはいろんな意味で歯に良いことが証明されています。フランスではチーズはよく食事の最後にデザートがわりに食べるのですが、これは虫歯を防ぐ上でも大変理にかなっているのですね。

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ストレスが溜まっていると歯が悪くなるって本当?

ストレスは私たちの体にとってある程度は必要であると言われていますが、度を超えると体にいろいろな不調を起こすことは知られていますね。実はこのことは歯にも当てはまります。ストレスによって歯が悪くなるのにはどのようなことが関係しているのでしょうか。

まずはストレスがたまると唾液が出づらくなることが挙げられます。人間はストレス下にあると自律神経が興奮状態となり、唾液の分泌が落ちてしまいます。唾液には口の中の自浄作用や免疫を高める作用があるため、唾液が少なくなると汚れが洗い流されにくくなったり、細菌に対する免疫力が落ち、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。

そして次に、ストレスがある状態では歯ぎしりが起こりやすくなります。歯ぎしりには眠っている間に起こるものと、起きている時に起こる歯の接触癖(TCH)などがありますが、これらのものは歯にダメージを与え、歯の痛みを引き起こしたり、歯の寿命を短くしてしまう原因にもなります。

精神と体の状態というのはこのように密接に関連しています。最近ストレスが溜まっているな、という人は思い切って気分転換をするなどして、ストレスを溜めすぎないようにしましょう。

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