横浜市都筑区の歯医者|塩野目歯科医院の院内コラム

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院内コラムBlog

健康にいい酢も歯には害になることも

黒酢などの健康酢をダイエットや健康のために摂っている方もいることでしょう。健康のため、ダイエットのためとなると1日に何度も摂りたくなりますね。しかし、酢は健康にいい反面、気をつけなければならないことがあります。

それは酢に含まれる酸の影響で、歯が溶けてしまう、ということです。酸で溶けてしまった歯を酸蝕歯と呼んでいますが、健康に気を使って、健康酢を日常的にたくさん飲んでいる人ほど、この酸蝕歯がよくみられます。これは酢だけに限らず、例えば柑橘系のものをたくさん食べる人にもこの傾向がみられます。みかん農家の人はみかんをたくさん食べるため、歯が弱い人が多いそうです。炭酸飲料、ワインや酢の物、ドレッシングなども摂りすぎは要注意です。

では、酸蝕歯は具体的にどのようになるかというと、まるで虫歯のように凹んだり、すり減ったり歯が薄くなったりします。ひどくなると歯がボロボロになります。酸蝕歯を予防する対策を挙げますので参考にしてみてください。

■酸蝕歯の予防と対策

1.酸性食品をなるべく控える
酸っぱい物をよく口にする人は控えめにしてみましょう。

2.酸性食品を口にしたら、すぐに水やお茶を飲んだり、口をゆすぐ
酸が歯を溶かす前に洗い流してしまいましょう。

3.酸っぱい物を食べた後にすぐ歯磨きをしない
食後は歯が酸性になっています。酸性食品をとった後はなおさらです。そこでブラシをあててしまうと、歯が削れやすくなってしまいます。

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噛み合わせ・歯並びとスポーツとの関係

スポーツをする人にとって噛み合わせが非常に大事だということをご存知ですか?「歯を食いしばって頑張る」ともいうように、人は力を発揮する時にぐっと歯を食いしばるものです。ところが噛み合わせが悪いと、噛む筋肉のバランスが悪くなり、重心がぶれやすくなってバランス感覚が悪くなります。また、ここぞという時にぐっと噛みしめる力が弱いために力を十分に発揮できないのです。

また、歯並びが悪くて口の中のスペースが狭いと、舌が口の中にきちんと収まりきらず結果的に喉の方に落ち込むことになります。そうすると、酸素が効率よく取り込めなるために、脳に酸素が行きづらくなり、集中力の欠如、体力が続かない、ということが起こります。また、ガタガタの歯並びは虫歯や歯周病にかかりやすく、歯の調子が悪くなりがちで噛みしめることがより一層できなくなってしまいます。

さらに、咀嚼効率も落ちますので、食事の際にしっかり噛めずに栄養の吸収も落ちがちです。そもそもよく噛んで食べる、というのは健康の基本です。

有名なスポーツ選手でも、歯並びを治して結果を飛躍的に高めた人たちがいます。このように、良い歯並び、良い噛み合わせ、というのは見た目だけの問題ではないのですね。

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デンタルフロスで歯垢除去率30%アップ!

普段の歯磨きは歯ブラシで3分くらい、という人が多いのではないかと思います。日本ではまだまだ、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃器具があまり浸透していないようです。ところで、歯ブラシだけで歯磨きを行なった場合、どれくらいの汚れが取れているかご存知ですか?じつはどんなに一生懸命やったとしても、たった60%前後しかとれていないのです。特に歯磨き粉をつけて磨くと、スッキリ爽快になって全部磨けたつもりになってしまいがちですから、この数字はちょっと驚きですね。

ところで、残りの40%の汚れは一体どこに残っているのでしょうか?それは主に歯と歯の間の隙間です。この部分はどうしても歯ブラシが入りきりませんので、デンタルフロスや歯間ブラシを使う必要があります。どちらも歯間を磨くものですが、歯間ブラシは歯間のすき間がある程度大きくなくては入りませんので、歯間が狭い人はデンタルフロスのみ使うことになります。歯磨きを頑張っているのに、どうしても虫歯ができてしまう・・という人はもしかしたら歯と歯の間から虫歯になっているのかもしれません。

これらの器具を使うことで、歯垢除去率は90%になると言われています。随分効率が上がりますね。実際に使ってみるとスッキリ感がかなり違うことが感じられるでしょう。しかし残念ながら100%磨ききることは難しいようです。その汚れに関しては定期的に歯科医院でのクリーニングを受けるとよいでしょう。

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タバコが歯に悪いワケ

タバコが肺がんの原因になったり、肌が老化しやすくなったり、妊娠中に吸うと赤ちゃんに影響が出たりすることは皆さん十分ご存知だと思います。ところで、タバコはお口にとっても非常に悪影響なのです。例えばインドなどの南アジアでは口腔ガンにかかる人が多いのですが、これは噛みタバコが原因と言われています。このように、タバコは口腔ガンの原因としてもよく知られていますが、特に歯ぐきに悪い影響を与えます。

タバコはお口の中にこんな悪影響を及ぼします。

1.歯周病が進行しやすくなる
タバコの煙に含まれる一酸化炭素、またニコチンの作用により歯ぐきの血行が悪くなります。また、免疫力が低下したり、唾液の分泌の低下、ヤニによって歯がざらつくことで歯垢がつきやすくなります。これらの理由で歯周病が発症、進行しやすくなります。

2.歯ぐきが黒くなる
生体の反応としてタバコの刺激から歯ぐきを守るためにメラニン色素が作られるため、歯ぐきが黒くなってきます。

3.口臭がくさくなる
タバコに含まれるタール(ヤニ)の匂いや唾液の分泌が減ることにより独特のきつい口臭がでます。

4.ヤニが歯につく
茶色いヤニが頑固に歯にこびりつき、簡単には取れなくなります。

5.ガンにかかりやすくなる
タバコには200種類もの有害物質が含まれ、その中の約70種類は発ガン性物質だといわれています。

ヘビースモーカーの人は特に要注意です。なるべく本数を減らして禁煙を目指しましょう!

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すきっぱは魅力的?

すきっぱで悩んでいる方もいらっしゃると思います。「すきっぱ」という呼び方からして日本ではあまり良いイメージを持たれていないことが伺えます。ところが、フランスでは前歯が空いている歯並びを「幸福の歯」と呼び、このすき間から幸運が入ってくると言われています。また、すきっぱは魅力的でかわいいとすら思われているようです。その証拠に、フランスではすきっぱの女優やモデルがとても人気があります。

フランスではすきっぱの人は自分の口元をとても誇りにしており、すきっぱを矯正しようとする人はあまりいないようです。むしろわざわざすきっぱにしようと矯正治療をする人がいるほどです。

逆にフランスをはじめ、他の欧米諸国では八重歯を「ドラキュラの歯」と呼んで嫌いますが、日本では八重歯がチャーミングだと思う風潮があります。ところ変われば、美しいと感じる歯並びも変わるものですね。

ちなみに、すきっぱでお悩みの方は、様々な治療法がありますので歯科医院で一度相談してみてはいかがでしょうか。

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